経営者の声
子育てしながら働く女性の選択肢を広げたい
想いをかたちにした保育と挑戦
TNT WORLD WIDE株式会社(教育、学習支援業/2026.08)
代表取締役 マージラム 知恵さん
双柳で保育園「シーザーズ クリーク チャイルドケア」を運営するマージラム知恵さん。2005年に職業紹介業として事業を始めたが、働く意欲や能力がありながら、子どもの預け先が見つからず就業を諦める女性たちの状況を目にし、自ら保育事業を行うことを決意。
自身も子育てと会社経営を両立する中で保育士資格を取得し2009年に同園を開園。2017年には川寺に分園を設け、翌年2018年には放課後児童クラブも設置。自身の経験から生まれた想いをかたちにして成長し続けている。

青年部で広がった経営者としての視野
商工会議所へは、商売を行う両親からの勧めで入会。現在は青年部会長として、「協奏 ― Empower the future!」をスローガンに掲げ、活動を行っている。
青年部への入会は、先輩経営者からの勧めがきっかけだった。地域のために何ができるかと考え始めた時期でもあり、活動を通じて地域とのつながりを深めていった。
青年部で得た最大の財産は、「情報と人脈」だと話すマージラムさん。「経営者は相談相手が少なく、情報も自分の業界のことに限られがち。行政施策や法改正などの情報をタイムリーに得られ、異業種の経営者と意見を交わせることは大きな価値があります。」
活動を重ねる中で、地域の課題を自分事として捉えるようになり、子育て世代や若者の視点を生かしたまちづくりへの想いも増した。「青年部は若い経営者ならではの発想と行動力が強み。人と人とのつながりを次の世代へつなぎ、活動がさらに発展する土台を築きたい」と今後の展望を語る。
健康経営で育む、働き続けられる職場

現在の担当指導員は青年部事務局も兼ねており、青年部活動も含めて日頃から相談や意見交換を重ねているが、これまでの伴走支援の中で特に印象に残っているものは健康経営への取り組みだというマージラムさん。
ストレスチェックなどを実施する中で、会社全体で健康を意識する風土が生まれたほか、個別面談の前に事前アンケートを導入したことで面談の場では話しづらい悩みや要望も共有できるようになり、一人ひとりの声に耳を傾けやすくなったという。
現在、45人の社員が働く同社。退職した職員が卒園式などの行事に顔を出すこともあり、風通しの良い職場づくりや高い定着率にもつながっている。
次の成長を見据えて
今後は保育事業に加え、創業当初に手掛けていた事業も視野に入れ、担当指導員と経営革新計画の策定の準備を進めている。「保育だけに依存しない事業基盤を築きながら、地域や社会が求める新しい価値を提供していきたい。」
時代の変化を見据え、マージラムさんの挑戦はこれからも続く。
担当した経営指導員からのメッセージ
事業においてはもちろんのこと、青年部会長としても精力的に活動されているマージラムさんの姿勢にはいつも尊敬しています。女性経営者ならではの視点を生かした柔軟な発想や物事の捉え方には、私自身だけでなく、多くの商工会議所関係者の方々も学ぶことが多いと耳にします。今後も事業のさらなる発展に寄り添いながらお力になれるよう努めてまいります。

TNT WORLD WIDE株式会社
所在地:飯能市双柳353-121
TEL:042-974-7731
HP:https://caesarscreek.jp/
事業内容:保育施設の運営
定休日:日曜日、祝日
「経営者の声」に関するお問い合わせ先
お問い合わせ先:中小企業相談所
TEL:042-974-3111